【今日もシャニマス日和】

アイドルマスターシャイニーカラーズ(シャニマス)の話題を中心に取り扱うと思います。

プロデューサーズカップ感想戦・備忘録

 まずはプロデューサーズカップお疲れさまでした。

 

 ランキングイベは皆が1位を狙うものではなく、自分の実力やスケジュールと向き合って自己目標を設定するものだと思います。自分で設定した目標を達成できた方は、その難易度に関わらず一等賞です。

 

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 真乃ちゃんが1億かわいいのでよしとすることで心の平穏を保つ図

 

ぼくはご覧の有様ですけどね!

 

 プロデューサーズカップ(以下Pカップ)はシャニマスでもかなり異色のイベントでしたね。僕自身ブログを書こうと思ったきっかけとなるくらいには衝撃を受けました。今回はこのイベントを振り返って良かったところ、悪かったところ、そして最後に使った編成を載せてまとめています。見たい所だけ見て頂く形で十分です。

 

 

1.良かったところ

 1.1 ファン数重視のプロデュース

 Pカップでは試行回数は勿論ですが効率が重要でした。

 一度のプロデュースでより沢山のファンを稼ぐことで、音ゲーに比べると周回効率で差をつけやすい点は(ぼくが音ゲーの周回嫌いすぎるという点を差し引いても)評価できると思います。

 これまで焦点が当たらなかったファン数を争点にした事で、Sランクに入った後も何度も七彩メモリーズ(以下七彩)や歌姫楽宴(以下歌姫)を受けるプレイが求められました。これらの動きは既存のイベントでは不要なムーブだったので、新しいやりこみの余地と言えると思います。

 個人的に影響が大きいなと思ったのは七彩を不一致2位スピアで突破する動きですかね。今までもあったのだろうとは思いますが、一気に知れ渡ったように思います。

 1.2 W.I.N.G編のバランス

 1.1に付随する形で、W.I.N.G編のバランスがアクセントを加えていました。奇跡のバランスで構成されているといっても過言じゃないと思います。初心者から上級者まで各々の目標設定が出来る中で、特にトップ10に入るような人達でも七彩や歌姫に挑む時は緊張感が出るのは、W.I.N.G編の懐の深さが出ているように感じます。

 特に先ほど挙げた七彩の不一致2位スピアのように『編成のカードパワーが高まる事で流行セオリーから外れた無茶が出来るようになる』というカタルシスが心地よいですね。

 1.3 ランキングの盛り上がり

  トップを走るのはごめん被りますが、トップが走っているのを眺めるのは楽しいのが人情。果穂の一位合戦であったり、甜花ちゃんやちょこ先輩の10位争いが苛烈だというのは面白い話題でした。一方灯織ボーダーではツイッターでひと騒動あり、トップを走っていた人がまさかの垢消しという事態にまで発展。ゲーム内で完結してほしいですね。

 500位前後のランキングも何だかんだで盛り上がりました。甘奈の500位ボーダーだけが他の子の倍以上になった「甘奈ボーダー」が顕著でしたね。他の子も咲耶を除けば、それなりに盛り上がったと思います。最終日朝の追い上げはまさに圧巻でした。

 ランキングイベントはシャニマスにとって初めてでもアイマス系のゲームでは親しんだものであるため、観戦側は盛り上がりやすかったという点は見逃せないでしょう。

 

2.悪かったところ

 2.1 路線変更を疑うほどの特異さ

 僕がこのイベントの事を好きになれない第一の理由でもありますが、これまでアイドルマスターシャイニーカラーズというタイトルが押し出していた路線とは全く異なるイベントでした。端的に言うとこうです。

 

運営

「Catch the shiny tailだ。たんと食え」

ぼく

「うめ…うめ…イルミネの絆…争って奪ったセンターじゃない…皆の隣…」

運営

「これよりランキングイベントを開催する!担当を一人決めて、争え!!」

 

 情緒不安定かな。イベント中の僕も路線変更(全金称号→真乃1億)はやりましたが、運営よりはマシだと断言出来ます。

 本来シャニマスはユニット推しの傾向が他のアイマスに比べて非常に強く、ユニット内の絆をこれでもかと盛り込んできました。プロデューサーと一対一じゃ見えないアイドルのキャラクター性を、ユニット内のやり取りを通じて見るサポートアイドルのコミュが最もたる例でしょう。

 しかし今回のイベントのメイン客層は"ユニット推し"ではなく"単推し"です。運営もこのミスマッチを理解していたようで(確証はない)、3人~5人の同時取得が狙える程度の幅広い層に金称号を配布しました。これが生んだ問題は、2.2で述べます。

 

 2.2 順位報酬が虚無

 Pカップではアイドル一人毎の11位~500位までに、2番目に位の高い称号『金称号』が渡されました。500×16で8000人ですが、これはシャニマスのアクティブを考慮するとかなりの範囲をカバーし過ぎているというのがイベント開始前の予想でした。

 予想は半分外れたといってもいいでしょう、金称号複数取りを目指す層によって500位ボーダーは盛り上がりました。ですが500位が安泰になった瞬間、このイベントは走る必要が無くなったのです。幾ら走ろうとも、何億もファン数を稼いでいるトップ10位に追いつけなければ500位と同じ称号しか手に入らないので。

 結果として500位安泰勢は安泰になったその場で静止。単推しのためのイベントなのに、単推しが一番楽しくないという悲しいイベントになってしまいました。

 まぁそれはそれで、ラスト一日で100人以上をミートランする珍体験が出来たので個人的には満足しました。無抵抗の相手を轢殺していくのは快楽そのものですね。金称号10個以上と引き換えにしてもこちらの方が楽しかったと断言できます。

 それと別件として、称号以外の順位報酬に何も旨味が無いため、称号を気にしない人にとってはそもそも走る意義を見出せないといった状況もありました。

 2.3 手札格差による虚無

 シャニマスは敷居の高いゲームです。七彩や歌姫を安定して周回するにはサポートカードのレベルや凸数が重要であり、初心者には手が届かない代物です。いわゆる音ゲーは譜面をクリアさえ出来れば、初心者でも無理やり上位報酬を取りに行く事も可能ですが、シャニマスはそうはいかないのです。

 よって初心者は初心者のボーダーで、上級者は上級者のボーダーで争う事になります。実際、金称号の他にも銀称号や銅称号などがありました、が。

銀や銅って営業で取れるじゃん?

 シャニマスには営業というコンテンツがあり、アイドル一人を派遣すると12時間で10万人のファンが稼げます。6時間に1度回収する営業でしたらもっと入ります。営業枠を拡張する必要すらなく、一人分なら営業で確保できます。

 まぁ一番の問題は、初心者が銅称号や銀称号を手に入れたから何の役に立つのかという話ですが…

 2.4 拘束時間が長すぎる

 シャニマスは一周のプロデュースに大体25分~30分程度はかかります。Pカップではそれを寝食を削りながら10日間延々とやることになりました。音ゲーのランキングも寝食を削って走るのが正義というのは変わりませんが、こちらは1曲2分程度で済みます。25分~30分がワンセットで、その精度次第で効率が幾らでも変動するのとどちらがしんどいかは明言せずとも明らかでしょう。

 今までのシャニマスは、プロデュースの拘束時間問題も

「デイリーにプロデュースを絡めない」

「フェスイベは条件を複数まとめて取る事で比較的短時間で終わる」

「プロデュースイベントもシナリオ自体はプロデュース1回で読み切れる」

「余ったスタミナを差し入れに変換」

 などで対策していましたが、今回はそういった手心は全くありませんでしたね。

  

3.使用した編成 

 3.1 使用編成

 全ての編成で雑誌周回を行っていました。全員のファン数を増やす過程で過剰なバリエーションを作らない事、シーズン3突入時の性能の均一化と、選択の余地を減らしてヒューマンエラーを抑制する狙いがありました。いずれもそこそこ効果はあったと思います。

 

 今後必要に迫られた際に改善を行う為に、使っていた編成の内容と課題点を下記に記します。

 

 3.1.1 真乃周回

 

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 Vi寄せほわっとスマイル用の周回編成だったものです。画像はイベント終了時に撮影し直している為、当時の甘奈の凸数は3でした。時速は記憶が正しければ360万程度です。

 シーズン3以降の動きとして、シーズン開始と共にほわっとスマイル2種を確保。【魔法の階段を上って】で稼いだSPで【ヒーローインザパーク】の4凸スキルを取りに行く感じです。シーズン3開始時と終了直後以外触る必要はありません。

 

・課題点

①Vo2位の歌姫に挑まなかった・挑めなかった

 最大の課題です。実プレイ中に挑む勇気が無かったという点が半分、足りる気がしなかったというのが半分ですね。スキル構成は勿論、ステータスもボーカルは300を上回りません。まず雑誌を止めろよ、というのは至極もっともですが、無凸の【霧・霧・奇・譚】を見ると喉奥に引っ込みます。この構築で歌姫Vo2位を戦う場合、オーディションVoか何かでも実装されれば――

 

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( ^ω^)・・・

 

  とまぁ、執筆時点での簡単な解決策というと【凛世夕町物語】を4枚引く事。勿論そんな事は冗談として、歌姫Vo2位は調査するべきでしょう。これはPカップが始まる前に済ませておくべき事案でした。開始当時は真乃と走るつもりは全くなかったけどね。

 

②【身支度はお任せ☆】枠の研究不足感

 研究不足というかこれ!という手札が無かったというか。雑誌周回は体力サポートが必要無いので、【身支度はお任せ☆】である必要は全くありませんでした。果穂、灯織、真乃といったレベルでサポート札の打点が上がるキャラが使えない中で、手持ちの中で最もサポートの打点が高いキャラを探して入れていた程度の認識です。ただ、【指先の煌めき】とは誤差であり向こうの方がサポートイベントが良質(ViViDa)だったのは反省点です。

 無凸【放課後★肝試しパニック】や1凸【#ナッツ・チョコジェリー】が対抗馬でしたがどちらも素殴りの火力が【身支度はお任せ☆】に大幅に劣り、更に前者はアロマを使う必要が、後者はエクセレントブーストにアクセスするにはアイドルの絆が足りない印象がありました。今後どちらかの凸数が増えるなどしたら、変更するべきだと思います。

 

 3.1.2 汎用周回

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  このメンバー内にいる面子の場合は、空いた枠に【冬街イルミネート】が入ります。灯織、果穂は構築のコンセプトに関わるので専用構築ですね。3倍以上のスキルを二つ取る事でシーズン4の手札事故を減らそうという思想です。

 何故【ふれんど日和】なのかと言われますと、周回当時は【冬街イルミネート】が育ちきっていなかった為です。後者の方が打点は高いので、ちゃんと後者を選びましょう。抜くのは当然【身支度はお任せ☆】です。

 シーズン3は【ヒーローインザパーク】一本で乗り切り、過程のサポートコミュでかき集めたSPで【みんなと結んだもの】を取ります。なるべく早く取得する為にVi2.5は取りませんでした。

 

・課題点

①シーズン3の安定性

 SPがいまいち足らず、Vi2.5も取らずにシーズン3を駆け抜けるので完全手札事故(1倍3枚)がまれに発生します。これに関しては途中でトークや【お菓子なティータイム】のボーカルレッスンを選ぶ、アイドルの絆を上げてサポコミュの頻度を上げてVi2.5を取る、【みんなと結んだもの】以外のViを完凸して【魔法の階段を上って】に変更する、などが考えられます。シーズン3開始までにSP280稼ぎたいので、取得SPは考察する必要があります。

 

 汎用編成は一応これくらいにしておきます。次は使わないでしょう。

 

 4.最後に

 僕はこのイベントが嫌いです。

 突然の単推し路線に今まで気を付けていた拘束時間への配慮の欠如。順位付き称号も今はまだ大丈夫でしょうが、将来的には古参面する為の武器として用いるユーザーが現れる事でしょう。開発は「他のアイマスがやってるからうちでもやろーっと」程度の気持ちで実装したのかもしれませんが、そうすると僕は開発の熱意を疑わなければならなくなります。

 シャニマスアイドルマスターである前に、シャイニーカラーズであってほしい。それだけ記してこのブログを締めくくっておきます。